地鎮祭について

■地鎮祭(とこしずめのまつり)とは
建物の工事する前に、その土地に鎮まる神々に奉告する祭りが地鎮祭で地祭とも呼ばれています。 昔の習わしに従い、土地の神さまをお招きして海の幸・山の幸をお供えし、お祓いの後施主や工事関係者が工事の安全を祈りながら、 儀式を行うことで着工の奉告をします。
なおビルの建築では、その礎石を定める時に土地神をはじめ工匠の神をお祀りして、建物が堅固となるように定礎祭を行うこともあります。
地鎮祭  地鎮祭
・地鎮祭式次第
修祓
(しゅばつ)
祓い清める儀式。お祓いの言葉を奏上する間頭を下げ、お祓いを受ける時も頭を下げます
降神の儀
(こうしんのぎ)
神籬に土地に鎮まる神様と地域の神様をお迎えします
献饌
(けんせん)
神前にお供えをする儀式
祝詞奏上
(のりとそうじょう)
土地に家を建てること、工事安全を祈る言葉を神様に奉告します
切麻散米
(きりぬささんまい)
土地の清め祓いをします
地鎮の儀
(じちんのぎ)
設計者が鎌で草を刈る刈初め(かりそめ)、建主が鍬で盛り砂を3回起こす穿初め(うがちぞめ)、施工業者が鋤で砂を均す土均(つちならし)を行い、   その後に鎮め物を納めます
玉串奉奠
(たまぐしほうてん)
玉串に思いを込め、神前に玉串を捧げ工事の安全を祈り、受取った玉串は時計回りに回して根本を神前に向けてお供えして、2礼2拍手1礼の作法で参拝します
撤饌
(てっせん)
神職が御神酒と水の蓋を閉じお供え物をお下げします
昇神の儀
(しょうしんのぎ)
神籬に降りていた神をもとの御座所に送る儀式で、その間頭を深く下げます
神酒拝戴
(しんしゅはいたい)
御神前にあがっていたお神酒を参列者ご一同と共に戴きます